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誰でも簡単!愛犬の脈拍(心拍)の測り方と脈の見つけ方

愛犬の心拍数(脈拍数)を測る最も簡単な方法は、実際に愛犬の胸に耳を当て心臓の音を聞くことです。

当たり前のことのようですが、子どもでもできるくらい簡単で確実に数えることができる方法です。脈の位置がわからずに測るのをあきらめるくらいなら、心音を実際に聞いた方がいいです。

脈拍数だけでなく、定期的に愛犬の心音を聞くのは個人的にはおすすめです。スキンシップの一つとしてでき、不思議と愛犬のことをより愛おしく感じられ、ちょっと幸せな気持ちになれます。

犬の脈拍数を測るには、まず脈を見つける必要がありますよね?

慣れればとても簡単ですが、犬がお腹を出した状態のイラストや写真で、場所を示されても、実際には上手く見つけられないことがあります。

なぜなら、実際に脈拍を測るときは、通常、愛犬が横になっているか、立っている時のどちらかがほとんどだからです。

それに、愛犬が調子が悪い時は、自分からゴロンとお腹を出した状態にはなりたがらないものです。

ここでは、脈拍数を測れる脈と、その脈をなるべく視覚に頼らなくても見つけられるように、脈を見つけるコツも紹介します。

脈拍を測る脈の見つけ方

脈拍数を測れる脈

  • 大腿動脈(太ももの動脈):最も強く愛犬の脈を感じることができる
  • 足背動脈(後ろ脚の甲にあたる部分にある動脈):見つけやすい

大腿動脈(脚の付け根から太ももを通る動脈)を見つけるコツ

最初は愛犬が横になった状態で脈の場所を探した方がじっくり探せます。場所さえ覚えれば、立った状態で測るときもすぐに見つけられます。

左右どちらの後ろ足でもかまいませんが、横になっている場合は、下になっている脚(床側)ではなく、上側の脚で測ります。

大腿動脈を見つけるコツは、まず大腿骨(太ももの骨)を見つけることです。それをガイドにして脈を探します。

大腿骨は、膝から股の間にある骨です。愛犬の太もも近くの関節が膝にあたりますので、それよりも上の部分です。

犬の頭側からお尻側に向かって脚の内側(内もも)に人差し指、中指、薬指をいれ、指の腹で脈を見つけます。

触るとすぐに太ももの骨を感じることが出来ると思います。

その骨をたどっていけば付け根にあたるので、そこまで指を動かします。小型犬やコーギーではすぐ付け根にたどり着くはずです。

太ももの骨の感触を感じながら、骨の周辺から始めて、少しずつ指をお尻側へスライドして、脈が触れる場所を見つけます。

横になった状態の場合、骨と肉の境目や指で骨の感触を感じられる部分を中心に探すと見つけやすいです。

ただ脈を探すのではなく、これは筋肉だな、腱だな、と感触を確かめながら見つけましょう。その感触が次に脈を見つける時の手掛かりになります。最初は目をつぶって探すのもおすすめです。

足の甲にあたる部分(後ろ脚)にある足背動脈を見つけるコツ

人間で言えば足の甲にあたる部分、つま先から足首の間にある動脈です。大腿動脈よりも血管が細いですが脈を感じることができます。

人が手首で脈を測るのと同じくらい見つけるのは簡単です。愛犬が横になっている時に測ります。

愛犬の爪が4つありますが、そのうちの内側(体側にある)二つの間の延長線上で、つま先から足首の中間よりも足首に近い位置に指を置くと見つけられます。

腱と腱の間にあるので、指で腱の感触を感じながら、つま先と足首の間を探ります。

探す範囲が狭いので見つけやすいですが、脈拍は大腿動脈ほど強く感じないので、指先の感覚に集中しましょう。

脈拍数の測り方

愛犬がリラックスしている時に測ります。

15秒間の脈拍数を数え、それを4倍すれば1分間の脈拍数になります。

安静時の心拍(脈拍):1分間に70~120回

  • STEP.1
    大腿動脈または足背動脈に指を当てる
    脈を測る時は、人差し指、中指の2本もしくは薬指を入れた3本で測ります。自分の脈が伝わることがあるため、親指はなるべく使わない。
  • STEP.2
    15秒間、脈拍を数える
    脈は2回測って、平均を出すとより正確になります。一般的に、小型犬は脈が速く、大型犬は遅くなります。
  • STEP.3
    4倍して1分間の脈拍数を出して完了!
    測った日付や時間と一緒に記録しておきます

正常値の幅が広いので、愛犬の正常値を知っておく

正常値は幅が広いですが、小型犬も大型犬も含んでいるためです。

愛犬の安静時の脈拍数(心拍数)を知らないと、それがいつもより速く、異常なのかがわかりません。

例えば、安静時の脈拍数が80回のコーギーがいたとします。あなたはそれを知りませんが、たまたま測ったら安静時の脈拍数が120回だったとします。

でも、正常値の範囲内だからと、あなたはこれを正常と判断してしまうかもしれません。

愛犬の正常値を知らないと、異常に気づけないということです。

安静時の心拍数(脈拍)は高すぎても低すぎても、心臓に異常がある可能性があります。

愛犬の心理状態(不安や恐怖、緊張、興奮)によって心拍数はあがるので、状況にもよりますが、脈が速い場合、心疾患、発熱や熱中症、脱水症状の可能性もあります。

脈拍以外のバイタルサインもチェックして、愛犬の様子や数値に異常がある場合やは、獣医に診てもらいましょう。

安静時の心拍(脈拍)が遅い場合は、脳に必要な血液を十分に送れないため、愛犬がふらつくなどの症状があることもあり、心臓に問題がある可能性があります。

そもそも脈拍が弱く上手くカウントできない、脈が触れない場合はショック状態(心肺停止の一歩手前)も考えられるので、すぐに動物病院へ連れていきます。

トラブルシューティング

脈が速くなったり遅くなったりする気がする?

それは、呼吸性洞性不整脈です。問題ありません。

不整脈と聞くと病気のように思いますが、犬だけでなく、私たちにもある生理的な現象ですので心配はありません。

息を吸った時に脈が速くなり、息を吐いた時に脈が遅くなります。脈を打つテンポが呼吸によって不規則になる不整脈で、言ってみれば呼吸に伴う心拍数(脈拍数)のゆらぎです。

耳を当て聞いた心拍数と脈拍数が違う、あるいは脈が1拍抜けたけど大丈夫なのか?

期外収縮と呼ばれるもので、通常は、問題ありませんが、心配なら獣医に診てもらい確認しましょう

正常な犬でも見られる不整脈で、年齢を重ねると増えてくる生理現象のようなものです。飼い主である私たちにもあります。

心拍数と脈拍数は原則として、同じ数値になるので、心拍数と脈拍数は同じ意味で使われますが、心臓の拍動(血液を全身に送る心臓の収縮)と、脈の拍動は厳密には違います。

脈として触れるほど強くない心臓の拍動は、脈拍として数えることができません。

期外収縮は、いつもより早く(期外)心臓が収縮したために、心臓は収縮している(拍動はある)けど、脈として触れるほどではなく、脈が1回抜けたようになります。そのため、心拍数と脈拍数では差があるというわけです。

通常は問題ないとされますが、愛犬にふらつくなどの症状がある場合は、獣医に診てもらいましょう。期外収縮から危険な不整脈に移行する可能性がないかを確認すると安心できます。


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