コーギーの年齢にあわせた飼い方(成犬の飼い方)

コーギーも年齢と共に、体力が落ちてきたり、性格に落ち着きが出てきたり、頑固になったりもします。

成犬になったからといって、特別なことをするわけではありませんが、問題行動がある場合は、なるべく若いうちに解決して、より多くの時間を楽しく過ごしましょう。

あなたの年齢にもよりますが、飼い主よりも先に老いを迎えます。年齢に合わせて食事や運動を調節してあげ、健康状態をチェックしてあげます。

一般的に成犬は、年齢を大きく3つの時期に分けられます。

ここでは3つの時期に合わせて、健康管理を中心に飼い主が愛犬にできることや知っておいた方がいい情報を紹介します。今の年齢だけでなく、先を見越しておくことも大事ですので、次に迎える時期も一通り目を通してみてください。

若年期(1歳~5歳)の成犬の飼い方

コーギーの一生の中で一番活動的な時期です。特に3歳くらいまではヤンチャ盛り。3歳くらいまでには性格も定まり、3歳を過ぎれば落ち着きが見られるようになります。「大人の犬」の仲間入りといったところです。

室内のイタズラや誤飲に注意!

落ち着きが出るとは言っても、気力も体力もあり、好奇心も旺盛なので、誤飲や留守中のイタズラが多い時期かと思います。

玄関から靴を持ってきてかじっていたり、アイスの棒をゴミ箱からあさって食べてしまったり、ボタンやヘアピンを飲み込んでしまったり、薬など、危険なものもありあます。

十分に遊んであげるなどして、発散してあげることも必要です。

一緒にドッグランなどで遊んだり、トレーニングをするのに最適な時期ですので、問題行動ばかりに目を向けるのではなく、良い行動やボール遊びなど楽しみながらできることを教えてあげましょう。

誤飲は、室内で起きることが多いので、整理整頓し、危険なものはコーギーの目の届かないような場所へ置きましょう。運動能力が高いので、ちょっと高いところくらいなら、周りの物を台にしてたどりつきます。

チャコはダイニングテーブルの上にイスを使って簡単に上がりました。その手口に「やるなぁ」と感心してしまうくらいですが、コーギーにとって、リビングなどにあるローテーブルの上に上がるなんて朝飯前です。気をつけましょう。

コーギーが口に入れたものや、くわえた物を、指示で放すトレーニングをしておきましょう。散歩中の拾い食い防止だけじゃなく、ボール遊びやフリスビーなんかにも、役に立ちます。

あくまでも我が家の場合の話ですが、14歳のネネは今もボール遊び(投げたおもちゃを取ってくるといった遊び)を誘ってきます。

性格の違いはあるとは思いますが、室内でも知育おもちゃなど愛犬が夢中になったり集中できる遊びや楽しみを持たせると、シニアになっても内面的な若々しさを維持するのに役立つかもしれません。

食事と運動

食事は一日2回、体調や季節によって量は調節します。

夏は、暑さで運動量も減り、コーギーも食欲が落ちてくるので、量を減らしても構いません。逆に冬は体温を維持するのに食欲が増えるので、食べ過ぎに注意します。

生後10ヶ月も過ぎれば、体つきはもう大人です。この時期から体重も安定してくるので、体の成長が止まり安定してきた1歳6か月くらいから2歳の時の体重を覚えておきます。

これがあなたのコーギーのベスト体重の目安だと思ってください。

もちろん、この時に太っていては覚える意味がありませんので、BCS(ボディコンディションニングスコア)で、骨格や大きさにあった肉付きかどうかを確認します。

個体差はありますが、標準体重は9kg~11kgで、ウエストに少しくびれがあるくらいがベスト。

筋肉量が増えて体重が増えることもありますので、BCSで明らかに太り過ぎていないなら、ベスト体重+1kgぐらいが許容範囲です。大幅に超えないように注意しましょう。肥満はコーギーには大敵です。

理想体重・体型かどうかを知る方法

体力もあり、活発な時期ですから、ストレスを溜めないように散歩や運動は十分にさせましょう。

2歳から3歳頃は太りやすいので注意が必要ですが、ちょうど一番活動的な時期ですので、たっぷり運動や散歩をして、遊んであげれば大丈夫。

中年期(5歳~8歳)の成犬の飼い方

コーギーも5歳を過ぎる頃には、オッチャン、オバチャン性格も落ち着き、余裕もありますが、徐々に頑固な一面も出ることも。

コーギーとの生活もすっかり定着して、当たり前のようになってくると褒める機会が減りがち。あなたに褒められたり、あなたが喜ぶのがコーギーにとっても嬉しいことなので、褒めてあげるようにします。

食事と運動

食事量は、体調と季節に応じて調整してあげます。

この時期も、肥満はダメ!足腰や心臓に負担をかけることになり、そろそろ病気のことも意識してあげましょう。

また、関節の病気が気になるコーギーですから、必要に応じてサプリメントなども与えてみるのもよいかもしれません。

若年期の若さはありませんが、体力はまだあります。年齢に合わせ、コーギーの様子を見ながら運動量を調節しましょう。

肥満防止のためだけでなく、これから迎える老齢期に備えて足腰の筋肉を鍛えるためにも、遊んだり、散歩に連れて行きましょう。

ただ、足腰に不安を抱えている場合は、もう激しい運動は控えた方がよいかもしれません。

手術が必要な病気を経験することも

中年期になれば、愛犬も程度の差はあるにせよ、健康管理に気を付けていても、体の不調や病気の一つくらいは経験します。

動物病院のお世話になると、入院や手術、薬代とその費用が高額になります。

遅くとも、シニアになる前にはペット保険の検討をして、加入した方がいいです。

老齢期・シニア(8歳~)の成犬の飼い方

7、8歳になると、犬にも老化の兆候が見え、老齢期に入るとされていますが、コーギーの場合、8歳くらいではまだまだ老齢期やシニアという感じはしないでしょう。シニアという割には体力もあり若いと思います。

我が家の3匹のコーギーで言えば、明らかに体力が落ちてきたなと感じたのは13歳くらい。14歳も過ぎるとお散歩もゆっくりになり始め、気が乗らない日も出てきます。

3匹目のネネは、14歳でも元気いっぱい。アップダウンのある自然公園でのお散歩もボール遊びもします。

室内でも遊ぶことが減り、寝ていることも多くなるのは寂しいですが、無理をさせず、穏やかな毎日を過ごせるように、季節の変化に応じて過ごしやすい環境を心がけてあげましょう。

医療の進歩などで寿命が伸びて、平均寿命は11歳から13歳と言われています。最近の調査によると、コーギーの平均寿命は13.5歳だそう。今は15歳まで生きるのも珍しくありません。初代コーギーのコタロウは16歳まで生きてくれました。

病気も一つだけではないこともありますし、嫌でも愛犬の余生を意識しなければなりませんが、愛犬の生活の質を維持するために後悔のないようにしましょう。

食事

年齢とともに運動量も減り、寝ていることも多くなりますが、コーギーは食欲が旺盛ですから、食事の量は注意します。

愛犬が太り始めていないなら、量は変えなくても大丈夫ですが、良質なタンパク質を与えるようにします。

太り始めた場合も、カロリーの摂りすぎには注意しても、タンパク質は減らす必要はありません。

タンパク質は筋肉をはじめ、皮膚や被毛、酵素やホルモンなど、内臓機能や体を作る大事な栄養素です。加齢により、利用効率が悪くなってくるので、獣医に制限を指示されていないなら、良質なタンパク質は今までと同じか少し多めにあげた方がいいです。

いつまでも自力で起き上がり、ゆっくりでも歩き回れるように筋力や筋肉を維持してあげるためです。筋肉は年齢を重ねても鍛えることができますので、無理のない範囲で適度な運動も。

ドライフードの場合、カロリーを減らす=量を減らすことになり、タンパク質はもちろん、フードに含まれるすべての栄養素を減らすことになります。

ドライフードでは、特定の栄養素の調整ができないので、カロリーとタンパク質はあげているオヤツで調整するか、高タンパク食と呼ばれるフードにするなどして、年齢に合った食事にします。

MEMO
高タンパク食は、特別な食事のように思うかもしれませんが、むしろ逆です。肉食の犬にとっては高タンパク質が普通なのです。犬は、体重1kgあたりで計算すると、人間の約4倍のタンパク質が必要です。

虫歯などで、歯が抜け、ドライフードを固いままでは食べられない場合は、食べやすいようにお湯でふやかしてからあげましょう。

運動

体力も低下し始めると、動きも鈍くなって、走り回ったりといった運動は難しくなり、自分ではしなくなりますが、散歩には連れて行ってあげましょう。もちろん個体差はあります。

散歩は、筋肉の衰えを防いだり、ストレス発散にもなります。短くてもいいので、連れて行き、ゆっくり歩いてあげましょう。

歩くのが困難な場合も、コーギー自身に散歩させるのではなく、日の当たる場所へ連れて行き日光浴をさせたりして、外気の刺激を与えて気分転換をしてあげましょう。

もちろん無理をさせる必要はありません。嫌がったり、天気が悪い日は控えましょう。

健康管理

病気が気になる年齢ですので、よくコーギーを観察したり、スキンシップをしながら、おかしなしこりやイボのようなものがないかをチェックしましょう。

体を触った時に痛がって、うなるなど反抗的な態度をしていないか見ましょう。この場合、反抗しているのではなく、痛いのです。早く見つけてあげることが大事です。

病気一つしない丈夫な子だ、と思いたいところですが、飼い主が気づいていないだけのこともあります。

老化が進むと、視力が低下したり、耳が遠くなる、などの変化があります。

病気によっては、症状が出た時にはすでに重症化していることもありますので、年に1回くらいは健康診断をしてもらうことも選択肢として考えておいてください。

間違いなく、愛犬は私たちよりも早く老いを迎え、旅立ちます。

喜怒哀楽もあり、長年一緒に暮らしてきた、愛犬が老齢期を穏やかに送れるように、いたわってあげましょう。