生後3ヶ月~6ヶ月のコーギー(子犬)の育て方

コーギーにとって、この時期は、一生の中で、心身ともに一番成長する時期です。

人で言えば、少年期にあたります。まだまだかわいい子犬ですが、日に日に成長しています。

2回目のワクチンが、接種後、約2週間後には効き始めるので、いよいよ待ちに待った散歩デビューです。

成長に合わせて行動範囲も広がるので、生活のルールやマナーを本格的に教える時期でもあります。つまり、しつけやトレーニングを本格的にスタートします。

また、あなたにも、飼い主としての義務が出てきます。

生後3ヶ月(90日)を過ぎたら、狂犬病予防接種(法律による飼い主の義務)を済ませてあげます。

この時期に、シャンプーもすることができるようになります。

飼い主としてやることも増えますが、楽しみも増える時期です。

具体的にどうするのか、生後3ヶ月~6ヶ月の飼い方・育て方を見ていきましょう。

生後3ヶ月~6ヶ月の子犬の健康管理

健康管理では、コーギーとあなたにとって、大きな変化が3つあります。

  1. 季節が変わる
  2. 食事が変わる
  3. 活動範囲が変わる

この3つの変化に対応していきます。

季節に合わせた健康管理

コーギーが成長するにつれて、季節も変わります。季節の変わり目は、私たちと同じように体調を崩しやすいので、季節に合わせた環境を作ってあげましょう。

特にこれから迎える季節が、梅雨時~夏にかけてと、冬は注意が必要です。

梅雨時~夏はここに気を付けてあげる

梅雨時~夏にかけては、衛生管理、蚊、そして温度の3つに気をつけます。

高温多湿で、私たち人間も食中毒などに注意する時期なので、衛生管理に注意が必要なのは何となくわかりますよね。

雑菌類やカビが繁殖しやすいので、風通しを良くしたり、食器やおもちゃなども遊んだらそのまま放置しておかずに、洗うだけでなく、殺菌・消毒し、清潔にしましょう。

ペットに無害で、殺菌できる消臭剤などを使ってカビや雑菌の繁殖を防ぎます。これは、犬だけでなく、あなたや家族(特に小さいお子さん)のためでもあります。

特にぬいぐぬみなどは季節に関係なく、子犬のよだれで濡れたままにしておくと、臭くなります(つまり雑菌が繁殖している)。

注意
菌はすべてが、臭いにおいを出すということではないので、注意してください。腐敗したニオイを出す菌と食中毒になる菌は違いますので、ニオイがしなくても雑菌や食中毒を招く菌は繁殖している可能性があります。

そして夏といえば、蚊です。今では夏以外でもいます。

私たちも熱帯の海外へ行く時に、蚊が媒介する病気に気をつけたりしますが、国内でもデング熱が話題になりましたよね。蚊は、犬の場合も注意してあげる必要があります。

刺されなければ、大丈夫ですが、蚊はフィラリアという病気を運びます(媒介する)ので、その予防を行います。

蚊の生息できる気温は、15度以上といわれています。15度以上の季節が長く、暖かい地域では、フィラリア予防の期間が異なります。予防期間は、お住まいの地域の動物病院で設定してくれます。

動物病院にもよりますが、ワクチンを接種した病院やかかりつけの病院から、毎年、フィラリア予防の案内が届くようになります。

成犬であれば、この時期にはフィラリア予防をするのですが、子犬の場合はできないことがあります。いつごろできるのか獣医さんと予防についてよく相談しましょう。

予防できるまでは、公園など蚊の多い場所・時間帯を避けるようにしましょう。散歩はしても大丈夫です。

夏に気をつけたいのがもう一つ、温度です。

コーギーは暑さは苦手です。車内へ残したままにしないことや、閉め切った室内や散歩の時間には気をつけ、熱中症にならないようにしましょう。

室内で留守番をさせるときはエアコンをかけてあげましょう。

涼める場所としてアルミ製プレートやクールマットなどを用意してあげると、おなかをぺターっとつけて涼みに行きますよ。うちのコーギーたちもヒンヤリした玄関のタイルの上へ涼を求めたりしています。

秋~冬、春先はここに気を付けてあげる

秋や冬、春先は、昼と夜の温度差、暖房を消した後の夜の冷え込みに注意しましょう。

成犬なら、毛布やベッドがあれば多少の寒さは大丈夫ですが、急な温度差には注意しましょう。

サークル内で寝かせるときは、ペット用ヒーターなどを使い、冷え込み対策をして、急な寒暖差で風邪を引かせないようにしましょう。ただ、ヒーターを使うときは、直接ではなく、ベッドの下や布などでくるんで使いましょう(カバーがついているものもあります)。

夜、クレートで寝かせる時は、床面に断熱できるシートを敷いて、その上にタオルや毛布などをいれてあげれば十分です。

春先は、日に日に暖かくなり、散歩日和も多いですが、そろそろノミ・ダニにも気をつけてあげる時期です。

肉眼でわかるダニだけでなく、凝視してやっと見つけられるダニを室内に持ち込むと、抱っこした時などにあなたや家族がかまれることもあります。

最近では、1年中、予防が必要なことも多いですので、外での活動範囲が広がったり、暖かくなってきたなぁと思ったら早めにノミ・ダニ対策をしておきましょう。

生後3ヶ月~6ヶ月の子犬の食事

コーギーの体も大きくなる時期ですので、食事は良質で栄養バランスのよいものを与えます。体重管理についてはこちら

穀物にかたよったフードはよくありません。成長には良質なタンパク質が必要ですので、原材料表示の最初が穀物のものは避けます。消化できますが、時間がかかり体に負担になります。

ペットショップやブリーダーさんから勧められたドッグフードが量販店で売られている安価なものや、穀物が多いものなら見直すのもいいでしょう。

食事の回数は、まだ消化器官が発達途中ですので、一度の食事で消化吸収できる能力もまだまだ。一日3回が基本です。

5ヶ月目くらいから、1日2回へ切り替えていきましょう。

ただし、便の状態をチェックしながら調整します(便が緩い場合は、消化不良を起こしているので、量を減らすか、回数を戻す)。

一日3回が無理な場合、ドライフードはお湯でふやかしてからあげるようにします。この時も便の状態をチェックしながら、ふやかさない通常の状態へと切り替えていきます。

ドライフードはなるべく1ヶ月で使い切る量のものを購入するようにしましょう。

購入回数を減らすために、量の多いものを購入する時は、パッキン付の密閉容器に袋ごと入れ、除湿乾燥剤を使うなどして、湿気や酸化に注意して保存しましょう。

なれてくると、人の食べ物にも興味を示すようになります。はじめは、匂いをかいで様子をうかがいますが、一度あげて食べたものは、食べるようになります。

与えると良くない食べ物もあるので、与えてはいけない食べ物を覚えておきましょう。

犬に与えてはいけない食べ物(新たにページ作成)

基本は、人の食べ物で嗜好品や犬に必要のないものはあげないことです。

他にも、アレルギーを起こしやすい食物もあります。

一般的に知られているのものは、ミルク、チーズ、チキン、大豆、小麦、牛肉ですが、肉類や乳製品(牛乳を除く)は神経質になる必要はありません。

コーギーは食欲旺盛ですから、伸び盛りとはいえ、ここでも肥満にならないように与えすぎには注意しましょう。

寒冷地などでは冬の水道水が冷たすぎるとお腹をこわすことがありますので注意してあげます。

2回目のワクチンと狂犬病予防

2回目のワクチン接種を、生後90日頃に行い、あとでお話しする、狂犬病予防接種の相談をしておきます。

また、散歩に行くようになると、フィラリア、ノミ、ダニ対策が必要になります。フィラリア予防についてもこの時に獣医に相談しましょう。

ノミ・ダニ対策は、動物病院でフロントラインをつけてもらいますが、病院へ行かなくても自分でできるので、毎月都合が合わないという方や、高いと感じる方は、ネットでも同じ獣医師処方のものが安く買えます。

フロントラインが嫌という方には、ハーブなどを使った市販のものでも大丈夫です。

狂犬病予防ワクチンと畜犬登録は、どのような方法であれ、犬を飼ったら、生後3ヶ月以上(91日以降)の犬は、法律により畜犬登録をすることが義務付けられています。

動物病院で予防接種をしてもらいます。

一番最初に受けさせる狂犬病の予防接種の際に、予防済証明書をもらい、自治体役場(保健所)で畜犬登録を済ませます。この時、役場から注射済票(シールやメタル)をもらいます。

以降は、畜犬登録に基づいて、各自治体から毎年4月頃(自治体により異なりますが春に行います)に、予防接種の通知が届くので、その内容に従って受けることになります。

やっとお待ちかねの散歩デビュー!でもその前に・・・

外の世界と首輪やリードになれさせましょう。

2回目のワクチン接種が済んでから2週間経ったら、いよいよ散歩デビューできますが、いきなり首輪やリードをつけて、「散歩だよ」、といっても子犬は嫌がります。

リードや首輪を、あれがいい、これが似合う・・・と親バカぶりを発揮して、選ぶのは楽しいですが、それらはコーギーにとっては「何コレ?何するの?」と嫌がったり、不快感から気になって仕方ない子もいます。

最初から、リードをつけて歩かせるのではなく、まずは抱っこして、外の世界に慣れさせましょう。

抱っこして近所へ連れて行くのは、2回目のワクチン接種後、2週間待たなくても大丈夫です。

社会勉強のためにも、近所の人や物、音に少しずつ慣らしていきましょう。

また、室内で首輪やリードをつけられることになれさせておきましょう。

徐々に室内から散歩のトレーニングを行っていきます。

最初の散歩は、無理にリードで引っ張ったりせず、コーギーの好奇心のままに、子犬のペースに合わせてあげましょう。

散歩しながら、人や他の犬とのコミュニケーションの取り方を覚えていきますので、散歩はさせましょう。当たり前ですが、お散歩の時、フンの始末などマナーを守りましょう。

散歩はできますが、激しい運動はまだダメ!骨格がまだ形成途中です。股関節形成不全などは遺伝のせいにしがちですが、育て方や環境によっても関節や骨格のトラブルは引き起こされますので、気を付けてあげましょう。

子犬のしつけ・トレーニングを本格的に始めましょう

一緒に遊びながら、コーギーの成長ペースに合わせて、気長に楽しく、基本的な訓練を始めます。

主従関係をハッキリさせ、やってはいけない行動を教えて、あなたがリーダーであることを教えます。

主従関係という言葉が引っかかる人もいると思いますが、対等ではないということです。愛犬のことを『うちの子は…』というように、家族の一員だけど、愛犬は保護者ではないということです。

散歩デビューする前から、「スワレ」「フセ」「マテ」「オイデ」などの簡単なコマンドを少しずつ教えましょう。

しつけでは、あまがみは、痛くないからといって、許してはいけません。人を咬むという行為はダメだと教えていきます。

コーギーは友好的ですが、他の犬や人に出会っても、吠えたりうなったりしないなど、散歩しながら、人や他の犬とのコミュニケーションの取り方を覚えていきますので、散歩はさせましょう。

子犬にもよりますが、生後6ヶ月近くにもなると、あなたの家やその周辺に愛着が出て、縄張り意識も持つようになり、警戒心も強くなってきます。

そうすると、自分の家や周辺を守ろうというコーギーの習性から、警戒して吠えるようになりますので、この時期から、よく言われるムダ吠えをしないようにトレーニングします。

警戒心から近所の物音に吠える、無駄吠えをやめさせる方法はこちら

他にも、成長に合わせて、車に乗ることにならしてあげて、遠くの公園や砂浜などへお出かけする準備もしましょう。

車に上手に乗せる方法はこちら

しつけは一緒に暮らすルールを教えるためなので、子犬の時にしつけをすると、この先困ることはありません。

お手入れをしてあげましょう

散歩に行くようになると、汚れたりもしますし、子犬の被毛から、成犬の被毛へと生え変わる時期でもあるので、この頃からお手入れをしてあげます。

お手入れをする前に、スキンシップの一つとしてブラッシングや、ブラシやコームに慣らしておきましょう。

子犬は皮膚がデリケートなので、ブラッシングはコームや獣毛ブラシなど優しい感触のものを使い、軽くでよいので週に1度はやってあげましょう。

シャンプーも生後4,5ヶ月くらいからOKですが、無理に洗わなくても大丈夫。体調や成長を見ながらやってください。

犬にとって、シャンプーするという行為はもともとなかったことです。シャンプーの成分のせいで皮膚に異常が出たりしたら、何のためにやっているのかわからなくなりますので、低刺激シャンプーや洗浄力の強すぎないもので洗ってあげます。

月に2回から3回が限度です。洗いすぎは、必要な油脂分まで失い、乾燥やフケなど、よくありません。

コーギーはダブルコートと呼ばれる被毛で、上毛と下毛があり、毛の密度が高く、抜け毛が多いので、お手入れに必要なものも徐々にそろえておきましょう。