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ドッグフードの給与量の目安は参考になる?

ドッグフードを給与量の目安で愛犬に与えた場合、カロリーはどのくらいあるか、あなたは知っているでしょうか?

ドッグフードの給与量の目安で食事を与えれば、同じ体重ならどれも同じカロリーになるわけではありません。

メーカーが想定している愛犬に必要なカロリーは、実はメーカーによって異なります。

つまり、同じ体重の愛犬でも、メーカーによって給与量の目安で与えた時のカロリー量が違います。

もしかしたら、給与量の目安は参考にはならなず、給与量の目安で愛犬に与えると太らせてしまうかもしれません。

注意
この記事ではカロリーにのみ焦点をあてています。ドッグフードは与える量が変われば、カロリーだけでなく必要な栄養素の量も同時に変わるということは忘れないように。こちら記事も併せて読むのがおすすめです。

給与量の目安は参考できるものとできないものがある

給与量の目安でのカロリーを計算してみないと、実際には参考にしても大丈夫かどうかはわかりません。

想定しているエネルギー要求量(必要なカロリー)はドッグフードによってどのくらい違うのか?

こんなに違う!体重10kgの給与量の目安でカロリーを比較してみた

実際に販売されている3つのドッグフードで体重10kgの給与量のカロリーを比べてみました。

  • ドッグフードA
    シニアを除く成犬向け、中型犬用(10kg~)。給与量は、活動量が1時間程度の目安量を「活動量が少ない」、活動量が1時間から3時間を「適度な活動量」として計算
  • ドッグフードB
    全年齢対応。給与量はノーマルな活動レベルを基準。10kg~18kg:○○g~○○gなので、○○gをノーマルの給与量として計算。10%減を「活動量が少ない」として計算。
  • ドッグフードC
    全年齢対応。給与量は、活動量が1時間以下の量を「活動量が少ない」、活動量が1時間以上(アクティブと表現されている)を「適度な活動量」として計算

このサイトの自動計算で求めた体重10kg、5才の犬の必要カロリー(MER)

  • 活動量が少ない(1h未満):534kcal
  • 適度な活動量(1h~3h)低負荷/高負荷:618kcal/703kcal
活動量が少ない 適度な活動量
ドッグフードA 660kcal 740kcal
ドッグフードB 416kcal 462kcal
ドッグフードC 339kcal 598kcal

どうでしょうか?同じ犬の同じ活動量を想定したカロリーですが、バラツキがありますね。

ドッグフードを変更する時は、実際に計算してみた方がいいというのがわかります。

参考にしても大丈夫な給与量の目安は…

3つのうち、参考にしても大丈夫なのは、ドッグフードBとドッグフードCです。

理由は簡単です。計算した愛犬に必要なカロリーよりも多いか少ないか、それだけです。

計算で求める愛犬に必要なカロリー(維持エネルギー要求量)は、多めになる傾向があるので、愛犬に必要なカロリーよりも少ない場合は参考にしても大丈夫です。

ドッグフードAは、計算した愛犬に必要なカロリーよりも多くなっていますので、参考にはできません。参考にして与えた場合、太るだろうというのは察しがつきますね。

BとCは、計算した愛犬に必要なカロリーよりも少なすぎると感じるかもしれませんが、参考にして与えてみて大丈夫です。

ドッグフードBは「適度な活動量」の場合でも、愛犬に必要なカロリーの活動量が少ない場合よりも低いのでそのまま参考にした給餌量で与えてみます。

計算では「活動量が少ない」を10%減にしましたが、しなくてもいいかもしれません。

給与量の目安で与えると、愛犬に必要なカロリーよりも低すぎる場合

ドッグフードCは、適度な活動量の場合は参考にしてもいいというのはわかると思いますが、「活動量が少ない」場合は低すぎますね。

10kgの犬のRER(安静時エネルギー要求量)394kcalよりも低くなっています。

でも、たぶん、大丈夫かもしれません。

ドッグフードCはタンパク質40%以上の高タンパクなドッグフードになります。

肉類が70~80%以上使われているような高タンパク質なドッグフードの場合は、給与量の目安ではカロリーがだいぶ低いことがあります。

カロリー不足が心配かもしれませんが、給与量の目安を出発点にして調整していけばOKです。

ちなみに、生食の愛犬の食事のカロリーを計算したことがありますが、生食の場合も、計算上の必要カロリーよりも100kcal以上は低くなります。

給与量の目安では愛犬に必要なカロリーよりも低すぎて、どうしても心配なら、当サイトが低めに補正した愛犬の必要カロリー量の給餌量で始めてみてください。

活動量は、飼い主の感覚とはズレがあるので注意

飼い主の感覚で言うと、適度な活動量は、どちらかというと活動的(アクティブ)な犬と思うのではないでしょうか?

維持エネルギー要求量の計算では、適度な活動量(1h~3h、低負荷)があるものが典型的な活動量の犬、つまりノーマルや普通の活動量の犬になります。

そのため、カロリー計算での「普通やノーマル、典型的な、適度な」活動量は、たぶん飼い主の感覚とはズレていると思います。

日本の室内犬のほとんどは「活動量が少ない」ということになると思いますので、計算する時は愛犬の活動量を過剰に見積もらないように注意した方がいいでしょう。

給与量目安のカロリー量の計算方法
給与量の目安でのカロリー量は、以下の計算で求められます。

給与量目安のカロリー=給与量の目安(g) ÷ 100g ×フード100gのカロリー(kcal)

注意
この記事ではカロリーにのみ焦点をあてました。ドッグフードは与える量が変われば、カロリーだけでなく必要な栄養素の量も同時に変わります。以下の記事も併せて読むのがおすすめです。
愛犬に必要なカロリーを計算して食事を与える前に