愛犬が下痢をする・便が緩い-気になる症状の意味と観察のコツ

冷えてお腹をこわしたりして、下痢をすることもあり、前にもあったし、大丈夫じゃないかと、思ってしまいがちな症状ですが、下痢の原因は複雑ですので、素人判断が禁物の気になる症状の一つです。

症状の意味と観察のコツ

  • 吐いたり、熱がないか、嘔吐も見られる場合は危険ですので、すぐに病院へ
  • 1日中続いていないか
  • 他にも変った様子がないか

必ず、吐いたり、熱がないかを確認します。熱や嘔吐もある場合は危険ですので、すぐに病院へ連れて行きましょう。

また、1日中続いていないかも確認しましょう。特に激しい下痢が続く場合、脱水症状を引き起こす可能性がありますので、病院へ連れて行きましょう。

下痢は、重大な病気、感染症や寄生虫が原因であることがあるため、素人判断が禁物です。下痢がその初期の症状のこともありますので、それをいつもと同じ、大丈夫だろうと、放っておくと、他の症状にも気づいた時には、もう助からないということになりかねません。

ですから、明確にコレだと断言できる理由が無いのであれば、獣医に診せた方がよいでしょう。

「いつものこと」では、本当に病気のサインの時に、気づいてあげられません。下痢が病気のサインであると気づくために、普段から下痢をさせないように健康管理することが大事です。

下痢の主な原因を紹介しますので、健康管理の参考に。これらの原因に注意してあげていれば、下痢をすることはそれほどありませんが、した時も無理に原因を当てはめたりしないで、様子は観察しましょう。

下痢の主な原因を知って、普段から下痢をさせないように健康管理

牛乳

初めて犬を飼う方に意外と多いのが、牛乳(人用)です。よくアニメなどでミルクをあげているシーンなどがありますが、実は牛乳は犬(特に成犬)には合わないことが多いのです。

犬が下痢や軟便をしてしまうのは、牛乳に含まれる乳糖の消化が苦手なためです。乳糖は、ラクターゼと言う分解酵素によって消化されますが、成犬へと成長するにつれ、この分解酵素が減少してきます。

そのため、成犬では下痢などお腹の調子を崩してしまいやすいのです。もちろん、飲ませても何ともない犬もいれば、少し飲んでも下痢をする犬もいます。ただ、個体差や量により違いはありますが、犬は牛乳(乳糖)の消化が得意ではないということは覚えておいてください。

もし、あげるのならペットショップなどで売られている犬猫用のものを与えましょう。乳糖などの成分を調整してあります。

消化不良

単に、お腹が冷えて胃腸の働きが弱くなり消化不良、食べすぎで消化不良を起こし、下痢をすることもあります。

また、ドッグフードを一気に変えた時にも下痢をすることがあります。この場合、一気に変えたことにより、普段食べ慣れないもの(主な原材料が異なるもの)を多量に摂取した、ある原材料に対して食物不耐性を示している、適正量より多過ぎる、油分が多いなどが考えられます。

ドッグフードは手作りフードとは違い、必要な栄養素を満たしていても、消化を助ける食物酵素がなく、水分もほとんど含んでいません。また、製品によって栄養素やそれを構成している原材料、水分量、水分を含んだ時の膨張率、消化吸収率もそれぞれ違います。

一気に切り替えた時に起こるリスクを回避するためにも、徐々に切り替えるようにしましょう。

環境の変化によるストレス

子犬の場合、初めてあなたの家に迎え入れた日などは、環境の変化によるストレスから下痢を引き起こすことがあります。特に当日は移動もあり疲れていますので、かわいいのはわかりますが、トイレのしつけ以外は、環境に慣れるまでそっとしておきましょう。

回虫

警告
犬回虫は人にも感染しますので、感染した犬およびフンを放置することは公衆衛生上、問題があります。感染させないようにするのはもちろんですが、普段から散歩でのフンの始末は徹底してください。フンの始末をせず、万が一感染していた場合、あなたは汚染源をばらまいたことになります。

子犬の場合、回虫という寄生虫がいることが原因になっていることもあります。この場合、一時的な下痢ではなく、続くのが特徴です。消化吸収が寄生虫に妨げられるので、体重の減少もみられます。獣医に相談し、検便など検査をしてもらいましょう。

他に犬を飼っていない、あるいは飼っていても回虫に感染していない、散歩デビューもまだの子犬の場合、子犬の感染経路として母犬もしくはあなたの家に来る前の飼育環境が最も疑われます。

散歩デビューした子犬や成犬の場合、回虫の卵に汚染された土地や、感染した犬や感染した犬のフンに触れることで感染しますので、お散歩中はマナーの悪い飼い主が残していったフンに触れさせないように気をつけましょう。