愛犬がかゆがっている-気になる症状の意味と観察のコツ

かゆがるのは、足でしきりにかくことだけではありません。足でかくことが出来ない場合(自分の足など)もあります。

痒がっている時のしぐさとしては、他にも、同じ部分をなめたり、かんだり、カーペットや床、ソファーなどにこすりつける、などがあります。

命にかかわる症状ではありませんが、かゆみの原因はノミやダニ、寄生虫などの感染によるもの、ホルモン異常、アレルギーなど様々です。治まる様子が無い場合、獣医に診せましょう。

症状の意味と観察のコツ

やたらと掻く場合は、強いかゆみがそこにあるというサインです。その原因によって病気が異なります。

かゆがっているようなら、次の点もチェックしてみます。

  • どこをかゆがっているのか、同じ部分なのか、他にかゆがっているところはないか
  • かゆがるようになったのはいつからか、またいつ痒がるのか
  • かゆがっている部分の周辺の毛と皮膚の状態をチェック
  • 生活環境の変化などのストレス、お手入れ(シャンプーの種類、頻度)、食事(フード、おやつ)は適切か

かゆみの原因によって、病気である場合とそうではないことがありますから、まずは、どこをかいているのか、かいている部分の周辺の毛と皮膚の状態をチェックしましょう。

皮膚に、発疹や腫れがあったり、虫に刺されたような跡がある、赤い、ただれている、毛がやけていないか(しきりになめているため)を見ます。

皮膚に異常がある場合、よく言われる食物アレルギーなどよりも、ノミ(ノミアレルギー)やダニを含む皮膚病が一番に疑われます。また、アレルギー(食物アレルギーなど)、食物不耐性や皮膚病の疑いもあります。

他に痒がっている部分が無いかも確認し、獣医に診てもらいましょう。食物不耐性の場合、皮膚に異常が無いこともあります。

また、いつ頃からなのか、お散歩で草むらの中を歩いたり、公園でゴロンとして遊んだりしなかったかも確認します。覚えがあるようならノミやダニが付いている可能性があります。

ダニの場合、痒がっている部分の皮膚にくっついている(かみついている)ことがあります。指で触るとかさぶたのような異物を感じます。たぶん、それがダニです。被毛をかきわけて確認します。

取り除く時は、毛抜きや爪で頭から取り除きますが、他にもいると考えた方がいいので、動物病院に連れて行きましょう。

動物病院では、フロントライン プラス(ノミ・ダニ駆除+ノミの卵の孵化阻害)やフロントラインスポット(ノミ・ダニ駆除予防薬)で処置・処方されますので、それを使い定期的に駆除・予防すれば、お外で遊んでも大丈夫です。

痒がっている場合、他にも、可能性は低いですが、ノミアレルギー以外のアレルギーも考えられますので、かゆがるのはいつかなどをチェックしましょう。

  • ドッグフードやおやつなどいつも食べているものを食べた後に痒がるようなら食物アレルギーの可能性があります。
  • おもちゃや食器など何かに触れた時なら接触性アレルギーの可能性があります。
  • 特によくわからないけど、かゆがる場合は、花粉やハウスダスト、タバコなど吸引性のアレルギーやアトピーの可能性もあります。

間違えやすいのは、食物アレルギーです。食べ物を与えた後に痒がるからといって、それが食物アレルギーとは限らないのです。

例えば、新しいドッグフードにしたら食後に痒がっているという場合、それはアレルギーではなく、食物不耐性の可能性が高いです。

アレルギー反応は免疫システムが関係しているので、ある食べ物(抗原)に対してすぐに反応が出るわけではありません。アレルギーは抗原に対する抗体ができて反応が起きます(抗原抗体反応の一種)。

一方、食物不耐性は、ある特定の食物を摂取したときに、体質的に消化に必要な酵素が欠けていたり、代謝機能が弱いために起きる異常な反応(アレルギー反応と似ています)のことで、免疫システムとは関係なく、以前食べたことがなくても反応が起きます。

成犬に牛乳をあげると下痢をする(乳糖不耐性)というのもその一つです。

ドッグフードを変えたり、今まであげたことのない食べ物を与えて痒がっている場合、その中の特定の原材料に不耐性を示している可能性があります。食物アレルギーを疑うのは、同じドッグフードを与えていたのに痒がるようになった時です。