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ドッグフードの保証分析値は愛犬ベースで比較する

あなたはドッグフードをどのように比べているでしょうか?

ホームページにある原材料名や保証分析値などのタンパク質○○%という成分を見て比べる人も多いと思います。比較サイトでもそのような比較がされています。

でもこう思ったことはありませんか?

何だか、食品成分表で比較しているみたいで…ぼんやりしてる

これって、うちの子にとってどうなの?具体的なことがわからない…

実は、ドッグフードは実際に与える愛犬ベースで比較しないと、あなたの愛犬にあったドッグフードかどうかはわかりません。

そのため、愛犬にとってベストなドッグフードを見逃しているかもしれません。

では、愛犬ベースで比較するとはどういうことか?

この記事では、カタログ的な比較ではなく、あなたにとって役に立つ実践的な比較方法を紹介します。しかも、水分量の異なるフードも、乾物量に換算しなくても比較できます。

愛犬ベースで比較するとは?

ドッグフードを愛犬ベースで比較するというのは、実際に愛犬に与えた場合、栄養素はどうなのかを比較するということです。

つまり、愛犬に必要なカロリーを満たすことができる量=給餌量で比較するということです。

なぜそんな面倒なことをするのか?

保証分析値では愛犬の食事としての比較はできない

表示義務のある保証分析値などの成分は%で表示されていますが、それは重量に対しての割合を意味しています。

例えば、タンパク質25%なら、ドッグフード100gにタンパク質が25gということです。

でも、実際には、ドッグフード100gあたりのカロリーは、ドッグフードによって違います。

あるドッグフードに含まれるエネルギー量をその重量で割った値を、エネルギー密度(kcal/g)といいます。100gあたり360kcalなら、3.6kcal/gになります。

つまり、ドッグフードはそれぞれエネルギー密度が異なります。

保証分析値などの成分の比較は、エネルギー密度の違うものを重量に対する割合で比較しているだけです。

定食の栄養素を、実際に口にする定食そのものではなく、重量に対する割合(例えば100gあたり)で栄養素を比較しているのと同じです。

食品成分表で、食品同士を比較しているのと同じような感覚です。

例えば、かつお節は100gあたりで言えばお肉なんかよりもはるかにタンパク質が豊富で、100g中77gがタンパク質です。

でも、かつお節を100gも食事として食べるかといえば、あり得ない量ですよね。10gでも相当な量になるはずです。

つまり、実際に食べる食事としての量での比較にはなっていないのです。

ドッグフードの保証分析値の単純な比較も同じです。

重量当たりの栄養素のバランスはわかりますが、実際の愛犬が食べる食事とは別のところで比較しているわけです。

愛犬にドッグフードを与える時は愛犬に必要なカロリーをもとに与えますよね。給与量の目安もメーカーが想定しているカロリー量での給与量です。

ドッグフードのカロリーが違えば、当然、愛犬に与える量が異なります。

そうすると、実際に愛犬に与える時には、栄養素の量が保証分析値での比較通りにはなりません。

食事として比較するには、保証分析値をカロリーベースで比較する

あなたが比較したいのは、食事とはかけ離れた食品としてのスペックではなく、実際に食事として愛犬に与えた場合にどうなのか、ということのはずです。

同じ量での栄養素の割合を比較したところで、実際には愛犬のカロリーによってその量は変わるわけです。愛犬がどの栄養素をどのくらい摂取することになるかはわかりません。

愛犬の食事としてドッグフードを比較するには、保証分析値をカロリーベースに置き換えて比較します。

重量での割合ではなく、例えば、1000kcalあたりの栄養素はどのくらいかを比較します。

実際には、あなたの愛犬のカロリーでの比較ができればいいので、1000kcalあたりにする必要はありませんので、簡単です。

愛犬の1日に必要なカロリーから給餌量(g)を求めます。保証分析値は重量に対する割合ですから、その給餌量に保証分析値の○○%をかければ、実際の愛犬の食事での栄養素の量がわかります。

実際に愛犬のカロリーベースで比較するとこうなる

体重12kgの6才のコーギーに与える場合で、タンパク質を例にみてみましょう。

当サイトの自動計算で計算してみると…(以降、小数点以下は四捨五入します)

  • 必要なカロリー:710kcal
  • タンパク質の最小推奨量:32g

比較するドッグフードは、この2種類。

  • ドッグフードA:350kcal/100g、タンパク質23%(100gあたり23g)
  • ドッグフードB:400kcal/100g、タンパク質26%(100gあたり26g)

まず、この時点でドッグフードを今まで通り保証分析値で比べると、ドッグフードBの方が100gあたりのタンパク質が多いということがわかります。

おそらく、世の中のドッグフード比較サイトではドッグフードBの方が評価がよくなるでしょう。

食品として見れば、ドッグフードBの方が高タンパクな食品だということですね。

では、愛犬のカロリーベースで比べるとどうなるのか?

体重12kgの6才のコーギーに必要なカロリーを満たす量を与えた場合

  • ドッグフードA:給餌量は203g、タンパク質は47g
  • ドッグフードB:給餌量は178g、タンパク質は46g

おや?成分値ではタンパク質量が少ないドッグフードAの方が、若干タンパク質が多くなりましたね。

食品としてのスペックで比較すると、ドッグフードBは高タンパクですが、食事として見た場合、ドッグフードAを与えた方がBよりも若干高タンパクな食事になりますね。

実際に愛犬の食事として比較すると、栄養素の量が保証分析値での比較通りにはならないことがわかります。

給餌量の計算方法
給餌量 = 愛犬に必要なカロリー ÷ フード100gあたりのカロリー × 100g
ドッグフードA:710/350×100=202.85…(g)

ほんのちょっとの手間で保証分析値が実践的な判断材料に

保証分析値をそのまま比較しただけではわからないことも、ちょっとだけ面倒だけど、小学生でもできる計算をするだけで、より比較しやすいものになります。

愛犬に必要なカロリーを満たす給餌量(カロリーベース)で計算すると、実際に愛犬が摂取することになるタンパク質の量や食事としてドッグフードを比較することができます。

しかも、保証分析値を愛犬のカロリーベースにして比較すると、水分量の異なるフードも、乾物量に換算しなくても比較できます。

より実践的な比較方法の一つとして覚えておくと、愛犬に合ったドッグフード選ぶ際に役立ちますよ。