【重要】FDAがグレインフリーに警告

手作り腎臓病食向け!EPA+DHAのワンランク上の与え方

研究で示されているものの、確立された方法ではありませんので、必須かどうかは正直わかりません。

ただ、CKDの愛犬のために手作りするならどんな食材がいいのか、そんな時の参考になるかもしれない情報です。

EPA+DHAの慢性腎臓病の犬への与え方や用量については下記の記事で解説していますので、そちらを参考にしてください。
EPA+DHAで愛犬の慢性腎臓病の進行を遅らせる方法

EPA+DHAを補うなら抗酸化物質も一緒に補う

抗酸化物質と一緒に与えた方が進行がより緩やかになるかも

EPA+DHAだけでなく、抗酸化物質と一緒に与えた方が糸球体の働きを示す数値が良く、進行がより緩やかだったということが研究では示されています。

ビタミンE、カロテノイド、ルテインを含む食材を使うといいかも

研究で使われた抗酸化物質は、ビタミンE、カロテノイド、ルテインです。

ビタミンE、カロテノイド、ルテインはともに、活性酸素を抑制し、脂質が酸化し過酸化脂質が作られるのを防いでくれます。

ビタミンEは植物油に多く含まれています。青魚などの食材にも含まれるため、青魚からEPAとDHAを補う場合は、ビタミンEも同時に摂ることができます。

EPA+DHAのサプリメントには酸化防止剤として含まれています。

カロテノイドとルテインは動植物に含まれる黄色や赤の色素で、緑黄色野菜などに含まれるβカロテンやリコピンなどが有名ですね。

ルテインもカロテノイドの一種で、ホウレン草や卵黄などに多く含まれていますが、卵黄はリンが豊富なので、与える場合は注意が必要です。

ほうれん草はカリウムが高い愛犬には注意が必要ですが、ゆでこぼすなどの調理のひと手間でカリウムは減らすことができます。

ビタミンEとβ-カロテン、ルテインを同時に摂れるおすすめの食材

スーパーでよく見るカボチャ(西洋かぼちゃ)にはビタミンE、β-カロテン、ルテイン3つの抗酸化物質が含まれているので、おすすめです。

ビタミンEが野菜の中ではトップクラスで、ベータカロテンも豊富です。ルテインが摂れる野菜は限られた野菜だけとされ、カボチャはその一つでもあります。

療法食の中には、抗酸化物質としてビタミンCも配合しているものもありますが、カボチャにはビタミンCも含まれています。

カボチャはCKDの愛犬にとってカロリー源にもなるし、スーパーで手軽に買えるので、手作り食の食材の一つとしておすすめです。

愛犬チャコの療法食にも欠かせない食材になってます。

研究ではオメガ6:オメガ3の比率が5:1が効果的だった

オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸は比率が重要とも言われますが、どのくらいの比率が腎臓病の愛犬には効果的なのか、50:1、25:1、5:1の場合で実験した研究があります。

NRCの推奨許容量ではオメガ6:オメガ3は25:1、AFFCOの2016年版栄養プロファイルでは、30:1が推奨されています。

一般的な維持食も同じくらいだと思いますので、50:1はオメガ6が過剰な場合、25:1は通常の維持食、5:1は高用量でオメガ3を補った場合、ということになります。

その研究では、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の比率が5:1で与えた犬で最も有用であることが示されています。

あえて5:1にするのはおすすめしません

必ずしも5:1である必要はないと思います。

5:1にしようと思ったら、EPAとDHA(オメガ3)が増える分、リノール酸(オメガ6)を増やす必要があります。

必須脂肪酸なので、最低限の必要量は摂らなければいけませんが、リノール酸(オメガ6)はオメガ3脂肪酸とは逆の働き、つまり、炎症を促進する働きがあるからです。

リノール酸が最小推奨量程度だけで、比率が5:1以下の場合はどうなのかは研究ではわかりません。

愛犬チャコの場合は3:1~4:1くらいですが、リノール酸を増やしてまで5:1にしようとは思いません。

市販の療法食(ヒルズk/dドライフード)でも、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の比率は、5:1ではありません。ドライフードではおおよそ4:1。缶詰(ウェットフード)ではそれよりも低くなっています。

いずれにせよ、オメガ6脂肪酸の過剰や維持食レベルの割合ではダメで、5:1以下ではわからないけど、EPA+DHAは高用量で補った方がいい、ということは確かなようですね。

手作り食は必須脂肪酸であるリノール酸の不足にも注意

手作りしている場合、リンを制限する都合上、必須脂肪酸であるリノール酸を含む肉の種類や量が制限されるので、リノール酸が十分ではないことがあります。

MEMO
肉類では豚肉の脂身やとり皮にリノール酸が多く含まれています。脂身や皮も肉と一緒に与えることで、100gあたりの脂質の割合が増えるため、タンパク質とリンの割合を減らすことができ、リノール酸も摂ることができます。ひき肉が低リンなのも同じ理屈です。

人間の場合、リノール酸は油を使う料理には必ず含まれているので、過剰だということが言われて悪者扱いですが、リノール酸は必須脂肪酸です。

不足すると、被毛や皮膚などの健康に影響を及ぼす可能性があります。

必須脂肪酸なので、5:1の比率にはならなくても、最低限のリノール酸は満たすことは必要になります。

不足していて補う場合は、リノール酸は脂肪なので、含有量が少ない動物性脂肪で補うと、脂質過多になりがちです。

抵抗があるかもしれませんが、紅花油(サフラワー油)や大豆油、グレープシードオイルなど少量で補えるものがいいかもしれません。

愛犬の食事の脂質量が大きく変わる心配もありません。

ちなみに、療法食にも動物性油脂や植物性油脂が配合されています。たぶん、必須脂肪酸(オメガ6)やカロリー源として使われています。

まとめ

  • 抗酸化物質(ビタミンE、カロテノイド、ルテイン)も一緒に補う
  • 抗酸化物質はカボチャ(ビタミンE、β-カロテン、ルテイン)で補うのがおすすめ
  • 必須脂肪酸であるリノール酸は最小推奨量程度は必要
  • リノール酸が不足しているなら、含有量の多い植物油で補う

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