玄関のベルや電話に反応して吠えたり、遠吠えしたり、なかなか鳴きやまない時などは、いくら可愛いとはいっても、近所迷惑にもなりますし、我慢ならないこともありますよね。
「うるさい!静かにして!」と、ついこちらも大声で叫んでしまうのも無理ありません。じゃあ、どうすればいいのか?ここでは、愛犬の無駄吠えをやめさせる方法について紹介していきます。
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私たちには無駄吠えでも、吠えるというのは、犬には自然な行動なんです。犬といえば・・・で連想してみれば、間違いなく「吠える」というのも出てくるくらいの特徴です。番犬なら、むしろ褒められる行動です(実際、牧場や農場では、コーギーはそれが仕事でした)。
コーギーにしてみれば、当然のことをしているだけなんです。私たちがしゃべるように、吠えることでもコミュニケーションをとっています。何かを伝えるために吠えているんです。その「何か」が吠える原因です。
だから、きつく叱ったりしないであげてください。良かれと思ってやっているんです。それに、私たちだって、気分によって、怒ったり、黙認していたり、「どっちなの?」ということもよくあるので、ダメ犬だなんていえた義理じゃないのかもしれませんし。
「吠え」の原因は、警戒や威嚇が最も多いです。次に多いのは自分の感情(寂しさや不安、欲求)を訴えるものです。
寂しさや不安(分離不安)などを訴えているものは、例えば・・・出かける準備をすると、騒いで吠えたり、玄関を出ると、遠吠えしていたり。あるいは、帰宅すると吠えたり、家族が帰ってくる音(車のエンジン音)などに反応して吠えるケースです。
また、留守中に、周りの物音などに吠えるのは警戒や威嚇のためですが、一人でいることが不安で怖いとなおさら吠えやすいです。
寂しさや不安を訴えているので、それを取り除いてあげたり、自信をつけさせないと、このケースの無駄吠えはよくなりません。
分離不安で吠えているなら、あなたと離れてしまうこと(つまり、留守番)に少しずつなれさせて、自信をつけさせてあげましょう。
警戒や威嚇、これは例えば・・・玄関のベル、宅配便のトラックの音や人声など、誰かが来る時の音に反応して吠えたり、電話の呼び出し音に吠えるのもそうです。
怪しいぞ!危険だ!変なのが近づいてきた!と知らせたり、来るな!これ以上近づくな!と威嚇しているんです。
じゃあ、どうして警戒や威嚇をするのか?
嬉しいことに、あなたの家やその周辺に愛着があって、縄張りを示したりするために警戒や威嚇して吠えます。コーギーは警戒心に富むといわれ、自分はガードマンだと思うところがあります。わたし/俺が守らねば・・・!と感じているのかもしれませんよ。
また、子犬の場合、家の周りの音などになれていないこともあります。分離不安とも関係があるのですが、成犬でも子犬のときに周りの環境や人になれさせていないと、臆病でシャイな子になり、留守中、怖いので威嚇したり警戒して吠えやすくなります。
ここで紹介する方法やしつけの本などで紹介される方法は、基本的にはどれも同じ仕組みです。無駄吠え防止首輪を使う方法も同じです。
その仕組みというのは、吠えているのを中断させて、吠える代わりに愛犬にして欲しい行動(吠えない)を教える(修正する)というものです。吠えるのをやめて、それでおしまいではないんです。
違うのは、吠えているのを中断させるために何を使うのか、という点です。
実際に吠えているのを中断させなければいけないので、何で吠えを中断させるかも大事なんですが、吠えるのをやめたら、その後も大事。吠える代わりに、吠えない、というのが良いことなんだと教えるのがポイントです。
また、この方法は、吠えている状況を作って(玄関のベルをならすなど)やる方法なので、前もって無駄吠えをしている状況を知っておきましょう。
ただ、留守中は吠えるのを中断させたり、修正したり教えることができないので、方法が違います。あなたがやめさせたり教えたりできないので、吠える原因を取り除いてあげることが大事です。
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まず欲求不満(運動不足によるストレス)がないか確認して、解消してあげましょう。
十分に運動しているコーギーは、あなたが家にいない間、一日中よく寝ているものです。まずこれを最初に満たしてあげましょう。
朝など散歩に行く時間が十分に取れないなら、朝食を少し減らして、減らした分を知育おもちゃに入れて遊ばせたり、服従訓練するのがいいでしょう。服従訓練はコーギーにとってよい頭の体操になります。
集中したり考えるというのは、私たちと同じように犬にとっても疲れるものです。服従訓練なら、マテ、スワレ、コイ、フセ、アトヘなど様々な指示を出して集中させましょう。
また、犬は社会性のある動物です。
散歩に行かず、室内でばかり過ごすことが多いと社会性が乏しくなり、寂しがったり、家の外の刺激に不安や恐怖、警戒心を覚え、吠えることが多くなります。
そのためにも、散歩へ連れて行き家の周りになれさせたり、犬友達を作るなどして解消してあげましょう。
ここで紹介するのはこの3つです。
どの方法をやるにしても、2,3日で良くなるとは思わないでください。吠えるというのが習慣になっていたのに、急に吠えないということを習慣にすることはできません。コーギーにとってもあなたにとっても一緒に暮らすための新しいルールです。だから、良い行動が習慣になるまで根気よくやることがポイント。
でもこれらの方法は、吠える代わりにする行動を教えているだけで、原因を解決しているわけではありません。原因は残ったままですので、再発しないようにするには、やはり良い行動を習慣にすることが重要になります。
また、原因を解決していないので、やり方で効果に差が出たり、原因によって個体差があります。差が出る大きなポイントは、リーダーシップを取れているかです。主従関係ができていないと、どんなしつけも効果は半減してしまいます。
無駄吠えをしている場合、たいていは散歩でも引っ張ります。この場合は、あれもこれもと色んな方法やしつけ用品を試して、時間もお金も無駄にしないためにも、プロの手を借りることを考えた方が良いかもしれません。
ちょっと寄り道
無駄吠えのトレーニング!?
つい「うるさい!静かにして!」と大声で叫んでしまうのも無理ありません。しかし、実はそれが余計に無駄吠えをひどくしていることもあります。
「うるさい!静かにして!」と大声で叫ぶことは、あなたが「さぁ、いいぞ!吠えろ!吠えろ!」と激を飛ばしているのと同じことなんです。
あるいは、コーギーがあなたの気を引くことができたと思ってしまい、吠えたり鳴くことであなたをコントロールする(構ってもらえる)方法を覚えてしまっていることもあります。
無駄吠えをするたびに、つい、口をついて出てしまうので、私たちも注意しないと繰り返されることが多いです。
愛犬だけでなく、飼い主の私たちも新しいルールを意識しましょう。
あなたがいなくなり、家に独りぼっちになる寂しさや不安から吠えるものです。そのストレスを解消するために吠えるだけでなく様々なイタズラをしたりします。
また、単に、留守中に何もすることがなく、退屈で吠えたり、家の物を咬んだりしてイタズラをしたりします。映画を観たり、読書をして暇をつぶすことはできません。
どちらの場合も、まず、留守中に電話や玄関のベルで吠えないように、留守で音を鳴らす必要はないので、留守中は音量をオフにしておきましょう。
それから、留守の間に安心して過ごせるように、訪問者が来る玄関へ行けないようにしたり、人通りが見えないようにしてあげます。また、安心できる場所をクレートなどで確保してあげることも大事です。クレート・トレーニングはこちら
留守中の無駄吠えは、吠えだけををやめさせるというよりも、留守中に退屈しないようにすることや不安を取り除き、徐々に自信をつけさせ、上手に留守番をさせることです。
あなたがいなくなった瞬間に遠吠え(特にオス)や吠えることはよくあります。これは吠えることで寂しさを訴えて、戻ってきて欲しいと注意を引いているのです。
これに応じてはいけません。あなたがコーギーに注意を向けることで、コーギーの要求が通ってしまい、さらに吠える結果になります。吠えれば戻ってくると思うようになるでしょう。
すると、あなたがいつも帰る時間を予想して、その時間帯に吠えていることもあります。吠えることと、あなたが戻ってくるということをコーギーが関連付けないようにします。
出かける前は声をかけたりせず、戻ってきてからも何事もなかったかのようにし、吠えていたら無視し、落ち着くのを待ちましょう。
その方法で上手くいかないから困ってるのよ・・・
ここに注意!
分離不安で吠えている場合、ショックを与えて吠えをやめさせるタイプの首輪(振動やスプレー)は使ってはいけません。
独りで不安なのに、吠えた途端ショックが来れば、ますます独りで留守番するのは怖い、不安だ、と自信をなくしていまいます。
子犬に限らず、防止するには、家の周りの音にならすことや、社会性を十分に養うことも必要です。
ベルの音を聞いただけで吠えるのは、普段の生活の中で、音と訪問者(不審者)とが関連付けられているからです。
たいていは音が鳴った瞬間に警告として吠え、あなたが電話や玄関に向かうのを確認しながら「やっぱり誰か来たんだ!」と今度はさかんに吠えます。
ですから、電話や玄関のベルが鳴っても、あなたが何も反応しないところも見せます。
この無駄吠えをやめさせる方法の一つが、犬の嫌いなものやショック、ビックリさせて吠えるのを中断させる方法です。
水や酢水(10倍希釈)でショックを与える方法
用意するもの:水と水鉄砲もしくは酢水と霧吹き
この方法は1人では難しいので、家族と協力してやりましょう。
酢を使うのは、犬が酢のにおいが嫌いだからです。
Step1. まず、いつも吠えている状況をつくります。(電話する、呼び鈴を鳴らすなど)
Step2. 吠えたら、水鉄砲でコーギーの胸の辺りを狙って発射します。
酢水の場合は霧吹きを使います。
このときのポイントは、あなたがやっているとばれないようにすることです。
Step3. 驚いて吠えるのをやめます。吠えるのをやめたら褒めてあげましょう。
水の場合は、水の冷たさにビックリし、不快を感じて吠えるのをやめます。酢水の場合は、においと、酢にむせて嫌な思いをするので吠えるのをやめます。
それでも何回かは吠えますが、何度も繰り返し、吠えると嫌なことがある、吠えないと褒められる、褒められる方が楽しいし得だということを覚えさせます。
ただ、へこたれない性格だと、効き目はないかもしれません。それにこの方法はタイミングとばれないようにするのが難しいです。そこで便利なのがバークカラーです。
バーク・カラー(無駄吠え防止首輪)を使う方法
これは、吠えるとそれに反応してショックを与えるようになっている首輪を使うものです。これも吠えを中断させるのに役立ちます。この無駄吠え防止首輪は1人でもでき、あなたがやっているとばれる心配もなく、タイミングをはかる必要がないので便利です。
水や酢水と同じように、吠えるのを中断させるための道具なので、しつけ方は上の方法と同じです。
ここに注意!
分離不安で吠えている場合、ショックを与えて吠えをやめさせるタイプの首輪(振動やスプレー)は使ってはいけません。
独りで不安なのに、吠えた途端ショックが来れば、ますます独りで留守番するのは怖い、不安だ、と自信をなくしていまいます。
用意するもの:おやつ
この方法は、バーク・コントロールの変形ですが、吠えるのを中断させるためにおやつを使い、吠えるのをやめる指示語を覚えさせます。吠えなければご褒美としておやつがもらえるという方法です。犬に優しい方法ですし、食いしん坊のコーギーにはこれがおすすめです。
まず、吠えをやめさせる指示語を決めておきます。「ヤメ」「静かに」など。
Step1. コーギーが吠える状況をつくり、吠えさせます。警告してくれたことに褒めてあげます。まずは吠えることを褒め、良いことだと教えます。
Step2. 次のステップは、褒めずに吠えているコーギーにおやつを近づけ、「静かに」と指示します。コーギーは吠えているとおやつを食べることができない(物理的に口に入れられない)ので、吠えるのをやめます。
Step3. 吠えるのをやめてから3つ数えます。その間に吠えなかったら褒めておやつをあげます。吠えたり、うなっている間はあげてはいけません。もう一度「静かに」と命令し、吠えるのをやめさせます。
Step4. ご褒美をあげるまでの時間を長くし、徐々に吠えずにいる時間を長くしていきます。あなたの指示で吠えるのをやめ、1分以上待つこともできるようになります。
Step5. おやつなしで、指示だけで吠えるのをやめることが出来るまで繰り返します。
徐々に指示がなくても先を予想して吠えなくなります。吠えるのやめたり、吠えなかったらそれも立派な良い行動なので忘れずに褒めてあげましょう。
多くのコーギーは、吠えるということが良いのか、悪いのかを教わりません。ある時はうるさいと叱られ、別の時には黙認されています。
この方法が他と違うところは、吠えている間は叱らないで、あなたの命令までは、最初は吠えてもいいということです。命令があったら吠えるのをやめ、静かにしていることが良いこと、楽しいことなんだと覚えさせるのがポイントです。
ちっともよくなんないじゃない、その方法で上手くいかないから困ってるのよ・・・
ちょっと寄り道
これを行う前に、指示「スピーク」で吠えることを覚えさせると、バーク・コントロールになります。
これを行うと、「吠え」のルールが完成します。吠えるのはというのは指示でやったりやめたりするものだというルールです。「マテ」「コイ」のような服従訓練に近くなります。