子犬を家に迎え入れたその日から始めるのが、トイレのしつけ。飼育書などでは、ページの都合上、一つしか紹介されませんが、その方法が全てではありません。トイレのしつけと言っても、方法はいくつかあります。
日本ではなぜかあまり紹介されず一般的ではないけど、一番効果的で、子犬にも優しい方法も実はあります。
ここでは、トイレのしつけを効果的に行うための秘訣と3つの方法を紹介します。
スポンサードリンク
3種類の犬のトイレのしつけ方法
家に誰かがいる時のトイレのしつけ
日本ではおそらく一番よく紹介される方法で、一般的な方法です。サークルを使ったトイレのしつけ、として紹介されるものがそうです。しかし、誤解されています。
クレートを使ったトイレのしつけ
日本ではなぜかあまり紹介されず一般的ではないけど、一番効果的で、子犬にも優しい方法です。実はバリケンの説明書にもトイレのしつけに効果的であると書いてあります(英語ですが・・・)。
留守中のトイレのしつけ
共働きなどで家を留守にすることが多い人に向いています。他の方法よりは時間がかかりますが、面倒を見てあげられなくても覚えさせるには・・・
トイレのしつけの最終目標は、場所が変わっても合図とペットシーツでできる、です。安心して旅行にも連れて行けるようになりますよ。できれば、ここを目指して頑張りましょう!
それでは、まずはポイントからみていきましょう。
トイレのしつけで利用する習性と、子犬の排泄リズムやする前のサインを知ることです。
トイレのしつけで利用する犬の習性
きれい好きとはいいませんが、敵に排泄物の臭いで場所を知られ、自分の寝床を襲われるのを防ぐためです。身を守るためですが、犬はちゃんと場所を使い分けているんです。ですから、トイレのしつけを効果的にするには2つの条件が必要です。
1.寝床や食事をする場所といった、生活エリアを設ける
2.1.とは別にトイレを設ける
人間で言えば、ワンルームマンションのような感じです。
よく、サークルから出すと粗相してしまうというのは、子犬がサークル内をトイレではなく、居住空間と思っているので、そこを汚したくないのです。
サークル内で全て(食事、休む、トイレ)を済ませてしまうと陥りやすいので注意しましょう。また、ペットショップのように店頭で陳列販売されていた子犬に多いかもしれません。ショーケースが子犬にとって全ての活動エリアなので、そういう習慣が身についてしまっていることがあります。
子犬は成犬のように長い時間、我慢することができません。回数も多いです。
いつするのか、24時間監視するわけにもいかないので、どんな時に排泄し、また、サインは何かを知り失敗させないようにしてあげましょう。
この習性とリズム・サインを知っていれば、具体的なやり方の細かい点は気にすることはありませんが、早く覚えさせるためのポイントがいくつかあります。
習性があるとはいえ、あなたの決めた場所でできた時は褒めてあげましょう。
逆に、失敗しても叱らないようにしましょう。トイレをすることが悪いことだと思い、我慢してしまう子もいます。失敗してしまったら、別の部屋に連れて行き、後始末を見せないようにします。
というのは、子犬は母犬が後始末した場所でまたしても良いのだと思ってしまいます。後始末を見せると、母犬と同じ行動をしているのを見せてしまうことになります。
また、後始末の時に臭いを残してはダメです。においが残っていると、また同じところでしちゃいます。
習性をうまく利用して、失敗しても次に失敗しないようにサポートしてあげましょう。
ちょっと寄り道
しっかり臭いを消すには、獣医やペットショップなど、ペットを扱うプロが使っているバイオチャレンジを使うといいですよ。
消臭効果も殺菌効果も高く、無害。そのため、いろんな場面で安心して使える消臭剤です。緑茶成分入りなんていう市販のものなんか比べ物になりませんよ。
[PR]
すべり止め・オシッコをはじいて床を傷めない
それでは、トイレのしつけの具体的な方法を見ていきましょう。
日本ではおそらく一番よく紹介される方法で、一般的な方法です。サークルを使ったトイレのしつけ、として紹介されるものがそうです。
しかし、誤解されています。誤解されたまま一般的になってしまっています。
それは、サークル内をトイレとしてのみ使うということです。つまり、そこが生活エリアではない、ということです。
紹介されるものの多くが、サークルを単独でトイレの場所として使っています。一方で、子犬の居住空間としてもサークルが紹介されています。これが、誤解の原因です。
しつけでは、トイレについては触れられますが、居住空間とは別なんだということに、触れることがほとんどないので、両方とも同じサークル内でやるものだと思ってしまうのです。
先ほどお話したように、せっかく家に誰かがいて、子犬を見守ることができるんですから、トイレと生活エリアをきちんと分けることがこの方法のポイントです。
やり方自体は、とても簡単ですが、トイレの時間を見て、連れて行く必要があるので、共働きなど留守がちな人や留守中には向いていません。昼間、留守がちなら、休みの日などを利用して集中的にやりましょう。
では、本などでもよく紹介されるサークルを使う方法を例に具体的な手順を紹介しましょう。
準備するもの:トイレ(サークル、ペットシーツ)、居住空間(行動範囲を制限できるもの、その中にベットを置く)あるいはクレート(クレートを使う方法については後でお話します。)
Step1.サークル内にペットシーツを敷き詰めます。
Step2.トイレの兆候や時間を見て、子犬をサークルへ連れて行き入れます。
Step3.子犬が排泄するまで待ちます。10分経ってもしないのであれば、出し、居住空間に戻します。
Step4.排泄する時に、「オシッコ」「ワンツー」など声をかけ、排泄の合図を覚えさせます。
合図を覚えさせれば、場所を変えてもできるようになります。排泄したら、褒めてあげ(これがスピードを速めます)、出してあげます。遊んであげるといいでしょう。
Step5.何回か繰り返しながら、ドアがあるなら空けておき、自分から入るまで場所を覚えさせます。
徐々にサークル内でも決まった場所でするようになりますので、ペットシーツを敷く場所を徐々に狭くし、特定しましょう。
違う場所でしそうな時は、連れて行ってあげましょう。
Step6.サークルの前面をはずしても、自分でトイレにいけるようにします。
Step7.ペットシーツを敷く場所に市販のトイレを置きます。(市販のトイレを使う場合)
Step8.サークルの枠を全てはずし、市販のトイレあるいはペットシーツのみでさせます。ペットシーツですることを覚えていきます。
ちなみに、市販のトイレを使うかどうかは、あなた次第です。トイレのしつけに効果がある、というわけではありません。サークルに下敷き(床)がないなら、家の床を傷めたりしないように、あったほうがいいです。
ちょっと寄り道
より簡単にするコツ
家の都合でずれることもあるかもしれませんが、食事を決まった時間にあげるようにします。食べるのが決められた時間であれば、出すのも決まった時間になります。
また、排泄時間をちゃんと記録しておくといいですよ。家族にもわかるので。
家に誰かいて世話をしてあげられることが条件ですが、留守中にクレートをベッドとして使うこともできます。詳しくはこちら
やり方は、基本的に上でお話した方法と同じです。違うのは、話の中心がトイレではなくクレートだというだけです。
ですから、トイレでの方法はサークルを使う方法と同じですので、省略します。
まず、クレートは最初は居住空間のような働きをします。迎え入れた日から中で過ごさせます。食事もクレートでさせ、なれさせます(食事の時、ドアは閉めなくても構いません)。
クレートになれたら、本来の役割である寝床(休んだり、くつろぐ)となり、その周囲が遊び場など居住空間になります。必要なら、囲いで制限しましょう。
この方法でトイレのしつけが完了すれば、同時にクレート・トレーニングもできちゃいます。
バリケンはあまり安くならないので、バリケンを買うならここ!がおすすめ。色は選べませんが、半額近い値段で買えますよ。
それでは具体的な手順にうつりましょう。
準備するもの:クレート(バリケン200)、トイレの場所(サークル、サークルと同じ位の広さにダンボールなどで囲いを作ってもOK)
Step1.
クレートにおもちゃや慣れた環境のもの(ペットショップ、ブリーダーなどのにおいのついたタオルなど)、コンパニマル
などを入れ、安心できるようにします。季節に応じて、床面に毛布やタオルを敷いてあげましょう。
Step2.
クレートに入れる前にトイレに連れて行きます。排泄したら褒めてあげ、少し遊ばせます。
遊ばせるのは、楽しいことがあると関連付けさせるため、そしてクレートで寝る準備をさせるためです。
Step3.
子犬の進行方向をふさいでクレートに導き、中に入れ、ドアを閉めます。家に来た当日なら、あなたが入れても構いません。
しばらくすると、鳴き出すかもしれませんが、無視し、静かにするのを待ちます。コンパニマルを入れておくと安心するでしょう。
Step4.
1時間に1回、クレートから出し、トイレに導いてあげます。
外に出した時にしないのであれば、クレートに戻し、もう1時間したらまた出します。
排泄したら、褒めてあげ、トイレから出して遊んであげた後、クレートへ戻します。
これを繰り返し、 子犬の排泄時間を記録して、その時間に連れて行けるようにしましょう。面倒に感じますが、最初だけです。いつトイレに行くかがわかれば楽になります。
クレートに戻す際、「ハウス」と声をかけて入れるようにしましょう(クレート・トレーニングが同時進行します)。
粗相をした場合、その時間を必ず記録して、次の日にその時間にトイレに導いてあげましょう。失敗しないようにしてあげます。
夜寝かせる時は、クレートをトイレに置き、ドアを開けておいて、クレートから直接トイレに行けるようにします。
Step5.
時間が決まってきたら、自分でトイレの場所へ行ってできるか見てみましょう。できるようになって、粗相をする心配がないなら、もうドアを閉める必要はありません。
クレート・トレーニングも同時にできています。
家を留守にすることが多い人に向いていますが、ほとんどの方がそうでしょう。
この方法をやる場合、子犬が成長するまで(生後6ヶ月くらい)は失敗することも多く、不衛生になりやすい(それも失敗を招く)ので、帰宅後に必ず掃除しましょう。
それに、留守中は世話をしてあげられないので、準備がポイントになります。
必ず、ベッドを用意しましょう。狭いながらも、寝る場所(ベッド)とトイレ(ペットシーツ)を使い分けるようになります。ベッドの代わりにバリケンを使っても大丈夫。ベッドの代わりにバリケンを使うと、バリケン(クレート)にもなれて、クレートトレーニングが簡単になります。
バリケンは上半分が取れるようになっています。その中にクッションなどを置いてあげればベッドになります(もちろん市販のベッドをバリケンに入れてもOK)。大きいと感じると思いますが、買い換えるのももったいないので、成犬になってからも使える大きさ(バリケンネル200あるいはM)のものを。
準備でもう一つ、やっておいた方が良いかなぁ、というのがペットシーツです。帰宅するまで取り替えることができないので、安い業務用のものよりも吸収力と消臭力のあるペットシーツを選んだ方が子犬が汚れなくて済みます。
子犬はベッドでずっと寝ているわけではなく、寝ていて暑くなれば、ペットシーツの上に移動して寝たりします。それに大きい方は仕方ないにしても、オシッコは時間が経つと臭いがきつくなりますよ。
Step.1 この場合も、必ずサークル全体にペットシーツを敷き詰めておきます。
Step.2 サークル内のベッド以外の好きな場所へさせます。
次第に決まった場所でするようになるので、どこにしたかを覚えておきましょう。
Step.3 徐々に場所が定まってきたら、その周辺にだけペットシーツ敷くようにしましょう。
ただ、ペットシーツを交換できないので、少し広めに敷いておいてあげましょう。
Step.4 帰宅後は、上で紹介したサークルを使った方法と同じようにトイレでするように、教えます。休みを利用して、集中的に覚えさせましょう。
ちょっと寄り道
邪道かもしれませんが・・・
サークルをそのままトイレにしてしまうと楽です。子犬が、間違いなくサークル内で決まった場所にするようになったら、そこをトイレとして覚えているので、そこをトイレにしちゃいましょう。後は生活エリアをサークルの外にしてあげるだけです。
成長に合わせて、枠などをとってしまい、留守中もサークルから出してあげれば、自分でそこでします。ベッドは部屋のどこかくつろげる場所においてあげましょう。いずれ行動範囲も広がって、部屋が生活エリアになれば、サークルはいらなくなりますし。
場所が・・・という場合は、少しずつずらしてみましょう。また、排泄する時に、「オシッコ」「ワンツー」など声をかけ、排泄の合図を覚えさせます。そうすると、ペットシーツでするんだと覚えますので、場所を変えても合図をされた場所でするので大丈夫。