コーギーが、かんだり、引き裂いたり、ちぎったりする行為は、あなたには破壊行為として映るでしょう。ソファーの角や靴、スリッパなど買ってきたばかりなら頭に来ることもありますよね。
コーギーには、かみ癖が見られます。それに、かむという行為は、犬としては自然なことです。
また、子犬とおもちゃなどで遊んでいると、次第に興奮してかみついたり、コーギーは歩いている人の足にじゃれてかむことがあります。甘がみで痛くないからといって、人をかむことは許してはダメ。
かみ癖でも、家具などものをかむ場合と、子犬が人の手などにじゃれたりしてかむ場合は、やり方が違います。それぞれの方法について順に紹介します。
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叱る?それとも叱らない?
「おやつをくれないから・・・困らせてやろう」と悪意を持って、やっていることではありません。ですから散らかしていたり、壊してしまったのを見て、叱らないようにしましょう。
犬のしつけでは、叱っても現行犯ではないと、かむという行為がいけないのだと理解しません。
叱られている時の反応をするだけですので、かみ癖はよくなりません。
もし、かんでいるのを現行犯で見つけたら、口で「イケナイ!」「放せ」などと注意しましょう。かむのを中断し、放したら、かんでいたものを取りあげ、かんでもよいおもちゃと取り換え、褒めてあげます。
日頃から、おもちゃなどで遊びながら、「放せ」という指示で、口にくわえているものを放すようにしておきましょう。
留守中に多いのは・・・
留守中によく見られますが、留守中は寂しかったり、退屈だったり、不安なので、それを解消する方法の一つとして、かんだり、ちぎって散らかしたりします。
特に、コーギーは、活動的な犬で体格よりもずっと体力があるので、長い時間の留守番は、「何かすることないかなぁー」と暇を持て余してしまいます。その餌食になるのが、スリッパなどです。上手に留守番をさせる方法
また、子犬の場合、何でも口に入れかじりたがります。
その理由は主に二つあります。
ひとつは、子犬も人間の赤ちゃんと同じように、興味のあるもの、はじめて見るものなどを、くわえてかじりたがる時期であるということです。
そしてもうひとつが、乳歯から永久歯へと歯が生え変わるので、ムズムズするためです。生後3ヶ月から7ヶ月の間に、乳歯から永久歯へ生え変わります。
永久歯に生え変わる時期はかゆがって、物をかんだりします。
ですから、まずは、コーギーの届くところにかまれて困るものを置かないようにしましょう。同時に、かんでもよいもの(ガムやおもちゃ)を与えて、退屈しないようにします。
上手に留守番させる方法
準備するもの:ビターアップル、おもちゃ(コングなど)、おやつ、かまれて困るものを片付ける
基本は、コーギーに「これをかむのは嫌だ」と思わせることです。そのためにビターアップルを使います。そして、かわりにかんでも良いもの、かむのが楽しいもの、を与えてあげます。
1.ビターアップルをつけましょう。
コーギーも行動範囲が広くなると、持ち前の好奇心から、かみたいと興味をそそるものも出てきます。
ですからかんでしまったもの、かまれては困るものを、コーギーに「これをかむのは嫌だ」と思わせるようにします。
これには、ビターアップルを使います。実はこれが一番簡単な方法です。犬の嫌いな味がするので、かみたいと思わなくなります。
2.行動範囲を制限して、おもちゃを与えましょう。
留守中など、コーギーが家具をかんだりしないと確信できるまでは、あなたがいない間、室内を自由に歩き回らせないようにします。
代わりに、過ごせるエリア・部屋を制限します。ただ、クレートに閉じ込めるのはお勧めしません。
特に、長い時間留守にする場合、トイレがしたくても、トイレですることができずに汚してしまう恐れがあるからです。クレート・トレーニングはこちら
寝たり、トイレに行ったりという行動ができる程度に制限します。
そして、そこにおもちゃをあるだけ置いてあげます。おもちゃ以外に他にかむものがないので、選択の余地はありません。次第におもちゃで遊ぶことを覚えていきます。
おもちゃで遊ぶことを覚えたら、行動範囲を制限をしなくても大丈夫ですが、コーギーの届かないところへ片付けたり、ビターアップルを使って防止はしておきましょう。
ちょっと寄り道
ただのぬいぐるみなどよりも、ガムや知育おもちゃ、コングにおやつを入れて、隠すなどしてあげると、そちらに夢中になりますし、中から引っ張り出したりするのが好きで、楽しいと感じます。
丸めた靴下なんかも大好きですので、穴の開いた靴下におやつを入れて、丸めてあげると、夢中になって探します。汚いかもしれませんが・・・靴下は一度履いたもののほうが好きです。
コングを使う時のコツ
コングを使う時は、コーギーは賢いので、すぐに取ってしまいますから、中に入れたおやつを少しは取りやすく、後はなかなか取れないないようにするのが夢中にさせるコツです。取れそうで取れない・・・が夢中になります。
チーズなどをギュッと貼り付けると良いでしょう。また、中に入れるおやつを時々変えてあげるとあきないですよ。チーズがアレルギーなら、フードをお湯でふやかしたものを貼り付けてみるのもいいですよ。
もう一歩前へ
行動範囲を広げて、おもちゃを探すことを教えましょう。
おもちゃで遊ぶことを覚えたら、今度は探し出して遊ぶことを教えてみましょう。
室内飼いではあまり見られませんが、犬は自分で穴を掘ったりして埋め(つまり隠す)、またそれを見つけ出したりします。
かまれないように隠しておいたのに、見つけ出してかんでいたり、玄関から靴を持ってきて、部屋でかんでいたということはよくありますよね。
それをまた玄関に戻す(つまり隠す)ので、コーギーは暇な時に探し出してかみます。それを利用します。
おもちゃで遊ぶことを覚えたら、一緒に遊んであげながら、おもちゃを隠します。
コーギーにおもちゃを探させます。見つけてあなたのところへ持ってきたり、遊んだら褒めてご褒美をあげます。最初は簡単なところに隠し、徐々にいろんな場所や部屋を変えて、行動範囲を広げていきます。
最後に、良くありがちな間違いについて・・・
それは、かまれたり、ちぎられたりして、「もう使えないから、いいや」と、かまれては困るものをそのままおもちゃ代わりに預けてはいけません。
せっかく買った、新品を、かんでもいいんだと思って、またかみます。
例えば、スリッパなどは、もう履けないからいいかなぁ、とそのままかませていてはダメです。コーギーは、そのスリッパだけはかんでもいいんだとは思いません。
どのスリッパもかんでよいのだということになります。新しく買ってくる度にかまれ、歯形のついたスリッパばかり履くことになりますよ。
その方法で上手くいかないから困ってるのよ・・・という方にはわんわんお悩み救急隊がお勧めです。
一緒に暮らすのは訓練士さんじゃなく、飼い主です。訓練士さんではなく、あなたのいうことを聞いてくれるようになることが大事。プロに預けるのではなく、飼い主が愛犬の訓練士になる方法を教えてくれます。
子犬が人の手などにじゃれてかむ場合ですが、人をかむというのは許してはいけないので、きびしくなります。
ここでも子犬に「かむと嫌なことがある」と教えましょう。そして叱る時は必ず現行犯で。これは同じです。
その方法には主に3つの方法があります。
どれも、かまれたらまず大げさに痛がって「イケナイ」あるいは「ダメ」と短く強い口調で叱ります。たいして痛くなくても大げさに演技してください。「ダーメ」などと甘やかしては意味がありません。コーギーにはちゃんとその口調やトーンがわかりますよ。
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では一つずつその方法をみていきましょう。
かまれた指を口から引き抜かないで、逆にそのまま奥へ入れる
子犬が嫌がって自分から指を出そうとするくらいまで入れます。ただし、奥へ突っ込み過ぎないように注意しましょう。それと子犬だからできます。成犬だとちょっと怖くてできないですし、危険でもあります。
嫌がって出そうとしたら、出してあげます。これでかむと嫌なことがあると覚えていきます。
マズルコントロールをする
マズルコントロールとは、手で口輪をする方法です。犬の下あごから鼻の付け根を、指で口を覆うようにつかむ、叱る(コントロールする)方法の一つです。
母犬やリーダー犬が、しつけや自分がリーダーであるということを伝える方法を真似たものです(犬の場合は軽くかみつく)。
かまれた手を引き抜いて、大げさに痛がります。そしてすぐにマズルコントロールをし、「イケナイ」あるいは「ダメ」と注意します。
マズルコントロールのポイントは、力を入れ過ぎないで、必ず下側から(手のひらが天井側をむく)つかむことです。上から手にひらで鼻筋全体を押さえてしまうと、呼吸ができないので注意しましょう。(手のひらにあごがのっかって、指で口輪をしている感じです)
遊んでいる最中であれば、すぐに遊びを終了する
この時も大げさに「イタイ」と痛がってから、すぐに遊びを終了します。
コーギーは夢中になって遊びを楽しんでいると、興奮して、じゃれてかむことがあります。
かむとその楽しいこと、嬉しいことが終わってしまう(つまり嫌なこと)、と教えるわけです。
「遊びは楽しい」という気持ちを残したままなのがポイント。「叱る」ことで「遊びはイケナイ」と思わせないようにしましょう。
繰り返していくうちに遊び方が上手く(つまり、加減し、最後には人をかまない)なります。遊び方を教えるという感覚です。
ちょっと寄り道
どの方法でも一向にかむのをやめないようであれば・・・
大げさに痛がって「イケナイ」あるいは「ダメ」と短く強い口調で叱りながら、首を上から押さえつけ、地面に押し付け横にさせます。そのまま1分程押さえつけます。
犬によっては、そのままお腹を出す子もいます。それは降伏のポーズですが、すぐには離さなさず数秒間そのままで構いません。
少々手荒に感じる方もいると思いますが、これは犬同士でもやることですから心配はいりません。あなたがリーダー(上)であるということを身を持って覚えさせます。
コーギーだってそりゃ嫌なことだってあります。大事なのは、それを「人をかむ」という行為で表現するのはダメだと教えることです。
日頃からスキンシップをはかって「人に触られても大丈夫」と信頼関係を築きましょう。